会計freeeと会計大将の比較:AIとエクセル知識を駆使した自動仕訳と視認性のトレードオフ

 ## 会計freeeと会計大将の比較:AIとエクセル知識を駆使した自動仕訳と視認性のトレードオフ


こんにちは。座間市の税理士小原司(おはらつかさ)です。

会計ソフト選びで重要なのは、業務効率の向上や使い勝手の良さです。そんな中、会計freeeと会計大将の2つは一部の税理士や会計担当者に選ばれることがあります。しかし、それぞれに強みと弱みがあるため、どちらを選ぶかは悩ましい問題です。


### 会計freeeの強みと弱み

会計freeeの最大の魅力は、その強力な自動仕訳機能です。銀行口座やクレジットカードとの連携により、取引データが自動的に仕訳として取り込まれ、仕訳の手間を大幅に削減できます。しかし、一方で試算表の視認性が低く、仕訳の修正には手間がかかるという弱点があります。この視認性の問題は、帳簿の確認や報告業務で特にストレスとなりがちです。


### 会計大将の強みと弱み

一方、会計大将はその仕訳修正の容易さや、試算表の視認性の高さが際立っています。試算表の項目が見やすく整理されており、視覚的に全体像を把握しやすいのが大きなメリットです。しかしながら、会計大将には自動仕訳機能が無く、仕訳辞書機能も脆弱で、手作業による仕訳入力が主となります。これが日々の業務の中での大きな労力となっていました。


### AIとエクセルの知識を駆使して、freeeの強みを活かし、会計大将と融合する解決策

この状況を打開するために、freeeの持つ自動仕訳ルールを模倣したエクセルツールを作ることを考えました。このエクセルツールを使って、会計freeeの自動仕訳ルールをベースにデータを変換し、それを会計大将に取り込むことができれば、両者の強みを活かすことができるのではないかと考えたのです。


このアイディアを元に、AIとエクセルの知識を駆使してツールを開発し、ついに完成。早速運用を開始しました。現時点では、実際の運用でいくつかの想定外のバグが発生する可能性がありますが、それらについては今後の運用を通して逐次改善していく予定です。


### 今後の展望

このエクセルツールの導入により、会計大将の視認性を活かしながら、freeeの自動化のメリットも享受できることが期待されています。また、AIは文章生成だけでなく、システム開発のサポートツールとしても非常に強力であるため、さらなる活用が可能です。ネットバンキングデータやクレジットカードデータがある場合には当該運用が可能ですが、紙の通帳しかない場合は上記運用ができません。そのため、紙の通帳をエクセルの出納帳形式に変換するプロンプトを現在開発中です。意外と難しい課題ですが、挑戦しながら改善を続けています。まだまだ課題は残っているものの、日々の業務を少しでも効率化し、より良い会計システムの運用を目指して改善を続けていきます。


もし同様の課題に直面している方がいれば、ぜひ一緒に取り組んでいければと思います。自社での業務改善の運用が上手くいったら、顧問先や同業他社への提案も進めていきたいと考えていますので、ご質問や意見があれば、ぜひコメントでお寄せください!



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